2010年9月14日火曜日

加速は2500回転まで

◆清雅坊の温暖化対策 その9

  さて長々と清雅坊の省エネ運転の話をしましたが、皆様にとって参考になりましたでしょうか。あまり参考にならなかった、という方の方が多いと思います。皆様の車はオートマチックが圧倒的に多く、エンジンも1000CCから2.500CCの車だろうと思います。オートマチックの方にどうすれば省エネ運転になるかお話したいと思います。

  4サイクルエンジンの特性は大型、小型にかかわらず回転数が毎分2500回転を超えるとガソリン消費料が増えます。特にターボ(過給気)エンジンではこの傾向が強いようです。皆様の車にはエンジン回転計がついていると思いますから、それを見ながらゆっくり発進してください。あとは2500回転を超えないようゆっくり加速、目標の速度までアップします。2500回転では多くの車種で時速60-80キロ前後まで速度が出ると思います。高速道などもっと速度アップしたい道路ならその速度まで回転を上げましょう。

  これだけで燃費は大きく向上します。ただ2500回転ではいかにもまどろっこしく耐えられない気持ちになるはずです。精神との戦いになります。後ろの車にホーンを鳴らされたり、パッシングを食らうこともあるでしょう。片側2車線道路では左側ウインカーを点滅させたり、手で合図して追い越してもらいます。到着時間が遅くなるのでは、と心配される向きもありましょうが、日本の10万人以上の都市ならば信号機はコンピューターにより面制御され、幹線道路を優先道路として制限速度を守る限り、次の信号は青になるはずです。大きな時間差はありません。

  また信号待ちの時間が長い大型交差点ではエンジンを切りましょう。これだけでも3-5%の節約になります。夏や冬は冷暖房が効かなくなるのでその時の判断は皆様におまかせします。プリウスやインサイトにはアイドリングストップ装置や電気走行による特性があるので、ダッシュボードについている学習装置で省エネ運転を学んでください。

  ここまで書いたところで「何のために省エネをする必要があるのか、車を急加速させたり、力いっぱい走らせる楽しみを奪う気なのか」との声が聞こえてきそうです。若いころの私にもその傾向がありました。飛ばしたい人は飛ばしてもよろしい。でも自分も地球号という宇宙船の乗組員の1人なのだという自覚だけは持っていただきたいものです。

         エコ運転、抜いた車と同時着   (清雅坊)


   <あす水曜日は執筆時間がとれません。お休みにさせてください。また次週以降も水曜日はお休みということでご了解ください>

    前掲を除くここまでの主な参考文献

  環境自治体白書 各号 生活社

  連合ニュース 日本語電子版

  国土交通省ホームページ

  経済産業省ホームページ

  メルマガ ダイヤモンド・オンライン

  防衛省ホームページ

  軍事研究 各号 ジャパン・ミリタリー・レビュー

  月刊自家用車 各号 内外出版社

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