2010年8月20日金曜日

敵地攻撃能力の所持

◆韓国、日本原発を狙う巡航ミサイルを配備 その10


  宿題となっていました韓国巡航ミサイル群から日本を守る方法、見つかりましたでしょうか。そうです。日本も「普通の国」になれば済むことなのです。韓国が一方的に日本を攻撃する能力を持ち、日本は韓国に反撃できないその矛盾を解決することが出来れば、日本は韓国のみならず中国、ロシアなど周辺諸国と対等の立場になれます。


  どういうことかといいますと日本も敵地攻撃能力を持つことなのです。韓国が日本の原子力発電所のどれかに巡航ミサイルの集中攻撃をかけると通告すれば日本は降伏してしまいます。韓国にも原子力発電所が5箇所あります。日本も同じようにすればいいわけです。しかし日本の国防は「専守防衛」が国是、となっています。敵のミサイルが飛んでくれば撃墜できるが、敵のミサイル基地は攻撃できない、というのが専守防衛です。昭和20年代に警察予備隊が発足したとき、この専守防衛が決まりました。現憲法と国防政策を矛盾させないための決まりです。

  アメリカに占領されていた時代はそれで十分でした。まさか連合国の意図を破って日本が他国を攻撃することなどは考えられなかったからです。しかもそのころはミサイルも核も米ソを除いてなかった時代です。時代背景がまったく違っていました。でも現在は人口がわずか2000万人の北朝鮮さえ核、中距離弾道ミサイルを所持する時代です。日本だけが周辺諸国から取り残されました。

  それでも米国が責任持って核の傘で日本を守ってくれる約束を履行するならそれはそれでいいでしょう。しかしソ連の崩壊、中国の大躍進、北朝鮮の核武装と運搬手段の確保という変化の中で、米国はイラクやアフガニスタンといったイスラム諸国との対決にエネルギーを割かれています。米国では内心では「日本の防衛は日本自身でやってくれ」と考えていることは多くの識者が指摘するとおりです。まして普天間基地問題にみられるような反米的とも思われるような民主党の対応では「若いアメリカ人の血を流してまで日本を守る義務はない」との声も出てくるのは当然なのです。

  おまけに日米安全保障条約では「日本はアメリカに基地を貸すが、アメリカは日本防衛の責務は存在しない」ことになっているのです。この結果、「スイング(振る)作戦」といって日本にいる米軍がイラクやアフガニスタンに出兵、日本を空にしている期間が長期存在しています。そのいい例が海兵隊です。海兵隊は日本を基地にして紛争地に随時、出撃しています。日本を守るために海兵隊が存在しているわけではないのです。読者の皆様、日本がどうすればいいのかお分かりになったと思います。

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